とにもかくにも、連敗止まる
2002年4月22日(東京ドーム、大阪近鉄11−15日本ハム)
本塁打は野球の華であるとの謂があながち間違いであるとも思わないが、一試合に9本も打たれるとさすがに疲れるということがよくわかった。いやもう騒いだ騒いだ。
6連敗中に迎えた対近鉄戦、開幕2戦めで復活の好投を見せた小池氏と、どん底連敗球団が相手とはいえ準完全試合の好投を見せたミラバル氏の投げ合いとなれば、どちらも簡単に点は取られないだろうと思ったのも無理なことではないだろう。
しかし初回にいきなりローズ氏の通算200号ソロアーチが飛び出し、対する小池もまた、下位打線から始まった3回裏に二塁打三本を浴びて二点を失う不安定な立ち上がり。あっさり予想は裏切られ、何やら不穏な雲行きとなる。
連敗中ということもあってか、ここのところ見るたびにメンバーが替わるファイターズ。対する近鉄の、打率二割前後と低迷する磯部氏を5番に固定して使う、戦力の整った王者の態度と対照的だ。ともかくペナントレースとレギュラー争いを同時にやらねばならないのが非強豪球団(婉曲表現)の辛いところだが、今日は激戦区ライトのレギュラーを狙うジャイアン藤島氏がやってくれた。
2−2の同点で迎えた4回裏、実は小池氏からは2本目となるジャイアン藤島氏の満塁ホームランが飛び出して4点を勝ち越す。所詮は近鉄投手陣なんてこんなもんか、これだけ取ればいくら自慢のなんとか打線でも追いつけまいと思っていたのだが、まったくもって甘かった。
小池氏より三澤氏にスイッチしてあちらが収まったと思ったら、こんどはミラバル氏が6回表に突如として崩れだす。ホームランやら何やらパカスカ打たれてノックアウト、火の点いた近鉄打線に武藤氏が油を注ぎ、仕上げは佐々木氏の押し出しで、しめて5点を取られ一気に逆転。
所詮は連敗中のチームなんてこんなもんかと落ち込んだのも束の間、ここで捕手争奪戦に一歩後れをとっている野口氏が、逆転と打力アピールの絶好機に代打で登場し、見事に3ランを放ち再逆転。
6回を終わって9−7、このあたりで落ち着いていれば、まあ序盤は少々荒れ気味だったけれども総じて好い試合だった、などと書けないでもない。しかしこの後も両軍のホームラン競争は止まるどころかさらに勢いづき、同じくジャイアン藤島氏の2号2ランを見る頃にはヒートアップする外野スタンドで「頼むから誰か止めてくれ」と祈るような心境であった。ウィルソン氏のあわや天井直撃の右飛を巡って試合が一時中断したときも、氏には何の恨みもないが、頼むから早く終わってくれとそればかりを思っていた。
終わってみれば15−11の大乱戦。試合終了が何時だったか忘れたが、試合開始3時間後にファイターズのラッキーセブンで「すすめーファイターズ♪」と熱唱していたといえば、だいたいどのくらいかかったのかお分かり頂けようか。
試合中は勝ち投手が誰だかなんてことはすっかり忘れていたが、死球王鷹野氏にぶっつけたりローズ氏に逆転の押し出し四球を与えたりしたあげくに中村氏を三振に切って取って大荒れの6回表を締めた佐々木氏が、結果オーライの今季初勝利を挙げていたらしい。佐々木氏の気迫あふれる荒れ球攻撃は見ていて気持ちがよいのだが、救援にはあんまり向いているとは思えない。(でも好き)
本塁打は野球の華であるとの謂があながち間違いであるとも思わないが、一試合に9本も打たれるとさすがに疲れるということがよくわかった。いやもう騒いだ騒いだ。
6連敗中に迎えた対近鉄戦、開幕2戦めで復活の好投を見せた小池氏と、どん底連敗球団が相手とはいえ準完全試合の好投を見せたミラバル氏の投げ合いとなれば、どちらも簡単に点は取られないだろうと思ったのも無理なことではないだろう。
しかし初回にいきなりローズ氏の通算200号ソロアーチが飛び出し、対する小池もまた、下位打線から始まった3回裏に二塁打三本を浴びて二点を失う不安定な立ち上がり。あっさり予想は裏切られ、何やら不穏な雲行きとなる。
連敗中ということもあってか、ここのところ見るたびにメンバーが替わるファイターズ。対する近鉄の、打率二割前後と低迷する磯部氏を5番に固定して使う、戦力の整った王者の態度と対照的だ。ともかくペナントレースとレギュラー争いを同時にやらねばならないのが非強豪球団(婉曲表現)の辛いところだが、今日は激戦区ライトのレギュラーを狙うジャイアン藤島氏がやってくれた。
2−2の同点で迎えた4回裏、実は小池氏からは2本目となるジャイアン藤島氏の満塁ホームランが飛び出して4点を勝ち越す。所詮は近鉄投手陣なんてこんなもんか、これだけ取ればいくら自慢のなんとか打線でも追いつけまいと思っていたのだが、まったくもって甘かった。
小池氏より三澤氏にスイッチしてあちらが収まったと思ったら、こんどはミラバル氏が6回表に突如として崩れだす。ホームランやら何やらパカスカ打たれてノックアウト、火の点いた近鉄打線に武藤氏が油を注ぎ、仕上げは佐々木氏の押し出しで、しめて5点を取られ一気に逆転。
所詮は連敗中のチームなんてこんなもんかと落ち込んだのも束の間、ここで捕手争奪戦に一歩後れをとっている野口氏が、逆転と打力アピールの絶好機に代打で登場し、見事に3ランを放ち再逆転。
6回を終わって9−7、このあたりで落ち着いていれば、まあ序盤は少々荒れ気味だったけれども総じて好い試合だった、などと書けないでもない。しかしこの後も両軍のホームラン競争は止まるどころかさらに勢いづき、同じくジャイアン藤島氏の2号2ランを見る頃にはヒートアップする外野スタンドで「頼むから誰か止めてくれ」と祈るような心境であった。ウィルソン氏のあわや天井直撃の右飛を巡って試合が一時中断したときも、氏には何の恨みもないが、頼むから早く終わってくれとそればかりを思っていた。
終わってみれば15−11の大乱戦。試合終了が何時だったか忘れたが、試合開始3時間後にファイターズのラッキーセブンで「すすめーファイターズ♪」と熱唱していたといえば、だいたいどのくらいかかったのかお分かり頂けようか。
試合中は勝ち投手が誰だかなんてことはすっかり忘れていたが、死球王鷹野氏にぶっつけたりローズ氏に逆転の押し出し四球を与えたりしたあげくに中村氏を三振に切って取って大荒れの6回表を締めた佐々木氏が、結果オーライの今季初勝利を挙げていたらしい。佐々木氏の気迫あふれる荒れ球攻撃は見ていて気持ちがよいのだが、救援にはあんまり向いているとは思えない。(でも好き)
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