ほぼ

2004年9月25日 時事ニュース
北海道日本ハムのプレーオフ進出がほぼ確定だそうですな。
ほぼ、って何。
何なんですか。
どうなんですか?
教えて奈良原センシュ。

前にも書いた気がしますが、プレイオフ制度大正解でぃ、と叫びたいです。
勝率五割に届くかどうかで日本シリーズへの出場権を主張するのかという主にダイエーファンの皆さまの唱えて居られるであろう至極もっともな猛抗議にはこの際耳を塞いでいたいんです。
いいじゃない、今だけは夢見ていたって。
いや、決して「今だけ」なんてつもりはないんだけど。
ないんだけど。

ふくざつ。

プレーオフは今度の金土日、
せっかく近場の西武でやるってゆーのに
お仕事が・・・
歯の治療費を稼がねばならんのよ。
今までの行いのツケを払うよーに。色んな意味で。
土曜日、行けるかな。

そんな浮かれたニュースの向こう側からは
近鉄バファローズの「最終試合」という話も聞こえる。

合併で近鉄球団が終わりというなら、オリックスだって終わりだ。親会社の出資比率が何だっていうんだ。どっちも潰れた挙げ句の、見たこともない聞いたこともないチームの発生だ。一体何の冗談だ?

だいたい何でリーグの優勝争いとチームの存続争いを一緒にやってられるんだ?
いったい何をどう考えていいのかわからなくなってきたよ。
聞いてるだけでアタマ変になりそうだよ。

今年は西武もハムもすごく面白いチームになったんだけどなあ。特に西武はカズオが抜けたのモリがこけたのカラブレラが出遅れたのと言ったって、必ずあとからあとから役者が出てくる。
チーム事情で西武を出された人たちが他球団で主力級の働きをするなんて話も後を絶たないし(鈴木ばかりか土肥までも・・・宮地も垣内もまだ元気)、近頃日本一はご無沙汰ながら、今でもレベルは高いんだろうなこのチームは。
こういう野球を見ていれば「球団数を減らせばレベルが上がって面白くなる」なんてことはとても考えられないと思うんだけど、それ言ったのはどこのチームのオーナーだったっけ????

まったくどいつもこいつも。

球界は如何にあるべきかとか
球団経営者は如何にあるべきかとか
そんなことわからないけど、
せめてプレーオフ、良い試合を見せて欲しいよ。
それだけなんだよ。
そんなもんだよ、私の望むことなんて。
昨今流行の「ファンの声」って奴だよ。
ああ。
讀賣新聞は「スト回避、喜ぶファン」と題して、遠路はるばる年に一度のキョジン観戦に訪れた一家の喜びの声などを報道されていました。どのようにして数万を数える観衆の中からそこまで都合のよい例を見つけだしたのかは素人の知恵の及ぶところではありませんが、何かにつけて「ファン不在の球界経営、ファンの声を聞け」というように「ファンの声」を錦の御旗と掲げているとされる選手会の動きを批判する意味の込められていることは想像出来ますな。

しかし「わしらのバファローズを潰すな」もファンの声なら、「あんな弱いチームは潰した方が球界のためだ」も「西武とキョジンだけで新リーグ作って飽きるまでやってろ」も「どうせ潰すならロッテにしてくれ」も「岩隈とノリだけうちにくれ」も「川崎をオールスターに送り込んで晒し者に」も、みな「ファンの声」に違いないのである。

経営のことは全然わからんので何も言えないけれど、プロ野球球団ほどの組織を経営するのならば、些末な雑音にはとらわれずに大局に立った、将来を見据えた球界運営をしそうなものなのに、それをしないから頼まれてもいない選手会が動かざるを得なくなっているように見えるんですが。

どうして喧嘩にしかならないんでしょう。

別の話ですが、西武球場で特大ホームランを打ったカラブレラが
「札幌だったら天井に当たっていた」
などと抜かしていたそうです。

まだ根に持っていたのか、あの筋肉野郎は!上げすぎないように打ち方を変えようという気は全然ないらしいですな。せいぜいこれからも日ハムファンのために天井直撃凡打を繰り返していてください。
(千葉海洋球場、ハム9-7ロッテ)

今なら許されそうなので言います。プレーオフは大変素晴らしい仕組みです。この時期にマジックなんていう聞き慣れない単語にムネ踊らせることが出来るだなんて、プレーオフ制度なしには考えられませんわ。

もっともなければないで、近場で西武オリックスなぞ観戦した挙げ句に全く逆のことを言っていそうではありますが。

しかし今日の試合がこんなに面白くなったのはプレーオフのあってこそ。それはきっと間違いないと思うんでして。

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球場に着いたのが試合開始とほぼ同時。券を買って入場できたのが1回表終了直後。今日この試合が混むなんてことは、ちょっと考えればわかりそうなものなのに。知恵というものがないんですかこの人には。ああ。

ロッテ先発はそろそろ下から投げる人かと思ったが、野球雑誌の連載コラムなどで知られる評論家の小宮山氏を起用する意表をつく人選。もはやローテーションなんて言葉は忘れた方がよさそうなハムはジャイを追い出された入来氏という廃品利用ヴェテラン対決となった。

今日も体調がよろしくなかったらしいが三塁手として強行出場の小笠原選手会長だが、いきなりセーフティーバントを決められる何かと不安な立ち上がり。

しかし先制したのはハムで、2回に小田がホームランを打てば、以下は島田二塁打、新庄のタイムリーとか木元のフェンス直撃打(ちょうど目の前♪)などで5点取られて、小宮山氏は流れを止める気配もなく退場。

楽勝ムードも束の間のこと、入来氏の球も高め低めにポロポロ外れ、四球四球で走者をためて下位打線に皆返さる、えらい締まりのなさの漂う3失点。序盤ながら早くも好ゲームの予感を感じる3万5千の大観衆(球団発表)である。

5回にも小田・坪井の二塁打でセラフィニを引っ込めて、代わった人(※)から日本代表・金子のタイムリーとかで加点するも、入来氏やその後を受けた救援陣が小刻みに追加点を取られてなかなか楽にはなれないのだ。

佐々木氏の抑えた8回にはたったの1点差を逃げる展開になっていて、いつも9回に投げることになっている横山氏は普段にも増して落ち着きがない様子で、いきなり四球→暴投で走者三進→犠飛という「ザ・独り相撲」で同点とされる早業ときた。

ああああ。

しかし。これくらいのことで、この「絶対に負けられない試合」(信二)を諦めるはずはない。ロッテの追い上げも執念で追いついたと評されようが、その辺りの条件はどちらも全く同じなんである。

10回表、二死ながら四球の走者を二人負ったところで現れたるはロッテの30番。対するレギュラー2年目なのに何故か応援歌を作ってもらえないハムの30番・高橋信二は1-1からの速球をセンター前に打ち返し、守備固めに登場したはずのモーロが何かやらかしたらしく一挙2点。

今度こそ本当に最終回の横山は走者を出しながらも、ハム戦では珍しい「あと一球」コールに押されるようにして最終打者の李さんをライトライナーに打ち取りた、などと怪しげな表現を使いたくなるのは見ていてすごく不安だったからだ。わかってくれ。

ああ、でも、最後の最後まで野球の面白さいっぱいの試合だったと言えるんでしょうか?言わせてください。楽しかったし。

白装束の連中が多すぎて3塁側にはみ出してきてたけど、ハム応援団も普段では考えられないほどたくさん居たし、ご近所もノリのいい人たちに恵まれたこともあって、応援にもすごく熱が入ってた。もう今季は見に行ける試合はあまり残ってないけど、もしプレーオフがあったらまたこの人たちと一緒になれるかなあ、なんて思ったりしてますよ本気で。

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※)以下は相手打者の顔を見て右、左、右、左と交互に起用するヴァレンタインの一つ覚え継投。順番までは覚えていません。

ご輪

2004年8月28日 時事ニュース
国元じゃあ大変なことになってるのに、はからずもそれを放置する形でアテネへ遠征する羽目になり、おかげで一体何のためにこんな企画を立てたのかという不明確さが際だつことになってしまい、かくなる上は優勝でもしないことには馬鹿らしくてどうしようもないな、と思っていたら決勝まで進めず中途敗退。

金ではないけどメダルを取ったから健闘だろうとの報道が聞かれるが、健闘とする理由はメダルの存在ばかりでなく、現場には不在であった病人監督の人徳の至らしめるところであろう。

そりゃあ応援はしてたし、勝ってほしかったし、負けて残念に思うし、だけど何だかこう、どこか物足りないような後味がある。

理由は決勝まで行かなかったとか負けた相手がキューバじゃなかったとかそういうことのせいばかりではなくて、バントできない人たちがバントをするのを勝ちにこだわった戦法と称してもてはやすのは何か違うんでないかというような些細なことではもちろんなくて、現場で指揮を執れない人を監督扱いするのはどうかという点も問題の本質とは思えなくて。

そもそもプロ野球の人たちにとって五輪チームって何なんだろう。というような感じが。

いったい何だったんだろうな。

この件に関してこれ以上何か言う気は全然ないです。

ただ、これからの野球界をどうするか、というこれから向かわなければならないであろう問題について、真夏のアテネで日本代表チームとして戦った人たちが今後どのように振る舞うのか、とても気になります。特に金子さん。

あれ

2004年6月30日 時事ニュース
何も書かずにいて無関心と思われるのもよくないので何か書こうと思ったのだけど何をどう書いたらよいのかわからない。

プロ野球とはほぼ野球場の客席やテレビラジオの中継を通しての関わりしかない私の都合だけいえばチームが減ることはそれだけ楽しみが減ることでしかないが、球団やリーグの運営や球界の将来といった視点からものを考えるには見識も覚悟もあまりに不足していて未だにこの事件をどう捉えてよいかすら定めかねている。

お金に困った近鉄球団が球団名を売ろうとしたときには周囲の大反対にあって即座に取り下げさせられたことは記憶に新しいが、合併の話にはそのような反対の声が少なくとも球団を経営する側からは聞かれないばかりか、もういくつの球団を取り潰してリーグを再編成するというような飛躍した話ばかりが聞こえてくる。

もしかしたら合併発表のニュースの流れた頃には、既にどこだかわからないところで誰だかわからない人たちがとうの昔に全ての成り行きを決めてしまっていたのではないかという薄気味悪さすら覚えないことはない。
なんだか無事に開幕しましたな。

思えば去年ダイエーが日本一になった直後からあまり面白くないニュースばかりが続いてた。誰も彼もセントラル・リーグに挑戦したがるのには今更文句を言うつもりにもならないが、こう面白くないニュースばかりが続くと私のようなネガティブ思考の人間はますます発想がネガティブになってしまって:

・キャンプ中に李がやる気をなくして帰国したり
・キャンプ中にバレンタイン監督が自信をなくして帰国したり
・キャンプ中に小宮山が限界を感じて帰国したり(どこへ?)
・近鉄の球団名をソフトバンク関連会社が買い取って紛らわしいことになったり
・ダイエーとの交渉をこじらせた松中が讀Gへ飛ばされたり(もちろん球団発表は『本人の希望』)
・新監督にもオリックスはどうにもできず中途解任されたり
・セギノールの加わったハム打線は三振を増やすだけに終わったり
・未だに西武のキャッチャーの顔と名前を覚えられなかったり

なんてことがあるんじゃないかと恐れていたが(一部実現しそうなものもあり)、なんだかそれなりに盛り上がってるようでよかったよかった。

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近鉄ハムの開幕戦は、ニュースを見ても夕刊を見てもどんな試合だったのか今一わからんのだが、ひとつ「新庄はバントができる」ということだけはわかった。

「守備走塁は一級品、でも打撃は粗め」というイメージがあったので、冷静に見て今年からセントラルに挑戦したIDE氏とさしたる差はないのではと思っていたが、バントができるとなればIDE氏よりも上か。

でも試合は負け。理由は相手が岩隈だから。以上。

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西武松坂は序盤からひどかったらしい。それでも完投できてしまうのが謎だけど。初っ端から甘いところに球が行って、李氏やその他に痛打されたとか。何とかしてよ伊東さん。

ところで、松坂といえば日本代表でもエース格。その松坂からタイムリーヒットとなれば、まさに某国の人たちが大喜びしそうな絵面だね。西武球場を埋めた期間限定の大観衆、特に三塁側の黒服マスゲームの盛り上がりぶりと相まって、某国ではさぞかし大袈裟に伝えられているに違いない。

伝え聞くところでは、伊東監督は「開幕戦独特の雰囲気が投球に影響した」ようなことを語ったらしいが、何度投げても慣れないのか?

まあ、開幕戦といえどもたかだか一勝、一敗には違いない。
「開幕戦で松坂叩く!今年はひと味違うぞ!」
ちょうど一年前にそう言われたチームは結局5位に終わってるさ。
-東京ドームが本拠地になることについては?
小久保「相性は悪くないし、戸惑いはないですよ。自分の好きだった球場でできるうれしさはありますね。」

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