ざる
2003年9月10日(東京ドーム、F 5-7 Bw)
おそらく同じ頃の神宮球場では満員の客席から色とりどりの風船と唾液が宙を舞ってお片づけの人が目を回しているであろうに、後楽園ドームときたらこれでもかとばかりに一面の青(※1)。
まあ、こんなときに消化試合など見ているわしも余程の物好きではある。どうせ向こうが気になるなら、家に帰ってテレビで観ていれば良さそうなもの。ところで今夜のヤクルト阪神は、専門局でしか観られないんだろーか?
---
いつから続いているか覚えてないが、たまに三塁側で観戦してると、日本ハムは必ず負ける。もっとも、そちらで観るのは西武戦かオリックス戦に限られるが(※2)。
今夜はファンクラブ特典であるとこの、背番号88・ヒルマン監督のピンバッヂをポケットに、久しぶりに三塁側へ侵入してみた。
ところが今夜は一回裏からハム猛攻撃。連打連打に一塁手塩谷のエラーも手伝って、この回だけで一挙に5点。
さすがチームの勝ち頭、カルロス『防御率は言わない約束よ』ミラバルが投げてると、打線の勢いが全然違う。
対するオリックスは3回まではほぼ無音、日高葛城後藤と三者三振を披露しているようでは、わしのささやかなジンクスもついに破れるとしたものだろう。
しかし塩谷の犠飛で1点を返すと、オリ応援団の
「きせきのいっぱつ、オーティズ!」
という妙なコール(※3)に応えるように、オーティズが左翼広告直撃(見えなかったけど、大きさからして当たったと思う)2ランで3点差。
そして続く5回の表だ。
先頭日高の二ゴロを、しばらく大人しくしていた田中ケンスケが得意の悪送球(記録はH)。走者を一人加えてバッター後藤はファーストゴロ。ここでやはりしばらくは大人しかった木元がものの見事に2点タイムリーエラー。
あっという間に同点。
初回猛攻のきっかけが敵失なら、追いつかれるのも失策。
記録に残らないながらすっとろい守備で金子のヒットを一本増やしたBw三塁手といい、なんとも締まらない前半戦。もしこんな試合ばっかりだったらお客の入りが少ないのも無理はない。
勝負を決めたのは山崎タケシ、わしの席の二列ほど前に飛び込んだ目の覚めるような弾丸ライナーで1点勝ち越し。
ハムは7回に走者二人を送り出し、逆転の絶好機を迎えるも、オリックスはワンポイント継投で必死の防戦。小笠原×岩下、エチェバリア×萩原にそれぞれ敗れ、それまで。
まったく話にならないザル試合が、いつの間にか熱い試合になってた。初回に5点取られた本柳は勝って、ハムは力及ばず競り負け。そして、わしのどーでもいいジンクスは結局続く。ごめんなさい、次はそっちで観ます。
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・反撃の犠飛を放った塩谷に「しおたに」コールが起こるが、ヒーローはこぼした球を拾いに走って後ろを向いてた
・ザル試合の中で好守を見せるは小笠原、三遊間の当たりに飛びついて負け越しの危機を一度は救う
・高いバウンドの二ゴロを間一髪で刺す、オーティズの好守という奇特なものも見た
・最終回、相川のホームランはグローブ持った子供がダイレクトキャッチ
・高橋『打撃は捕手陣ではNo.1』信二のファールは天井に当たる
---
※1)オリックスファンが大勢詰め掛けたという意味ではなく、客席の椅子の色をいっているのである。まず間違えることはなかろうが、念のため断っておく。
※2)理由については、察して戴きたい。
※3)気づいている人はほとんどいなさそうだが、オリックス応援団は妙なコールが好きである。
「うって、くーださーい、やーまーざきー!」
などは、余所ではまず聞かれないのではないか。
おそらく同じ頃の神宮球場では満員の客席から色とりどりの風船と唾液が宙を舞ってお片づけの人が目を回しているであろうに、後楽園ドームときたらこれでもかとばかりに一面の青(※1)。
まあ、こんなときに消化試合など見ているわしも余程の物好きではある。どうせ向こうが気になるなら、家に帰ってテレビで観ていれば良さそうなもの。ところで今夜のヤクルト阪神は、専門局でしか観られないんだろーか?
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いつから続いているか覚えてないが、たまに三塁側で観戦してると、日本ハムは必ず負ける。もっとも、そちらで観るのは西武戦かオリックス戦に限られるが(※2)。
今夜はファンクラブ特典であるとこの、背番号88・ヒルマン監督のピンバッヂをポケットに、久しぶりに三塁側へ侵入してみた。
ところが今夜は一回裏からハム猛攻撃。連打連打に一塁手塩谷のエラーも手伝って、この回だけで一挙に5点。
さすがチームの勝ち頭、カルロス『防御率は言わない約束よ』ミラバルが投げてると、打線の勢いが全然違う。
対するオリックスは3回まではほぼ無音、日高葛城後藤と三者三振を披露しているようでは、わしのささやかなジンクスもついに破れるとしたものだろう。
しかし塩谷の犠飛で1点を返すと、オリ応援団の
「きせきのいっぱつ、オーティズ!」
という妙なコール(※3)に応えるように、オーティズが左翼広告直撃(見えなかったけど、大きさからして当たったと思う)2ランで3点差。
そして続く5回の表だ。
先頭日高の二ゴロを、しばらく大人しくしていた田中ケンスケが得意の悪送球(記録はH)。走者を一人加えてバッター後藤はファーストゴロ。ここでやはりしばらくは大人しかった木元がものの見事に2点タイムリーエラー。
あっという間に同点。
初回猛攻のきっかけが敵失なら、追いつかれるのも失策。
記録に残らないながらすっとろい守備で金子のヒットを一本増やしたBw三塁手といい、なんとも締まらない前半戦。もしこんな試合ばっかりだったらお客の入りが少ないのも無理はない。
勝負を決めたのは山崎タケシ、わしの席の二列ほど前に飛び込んだ目の覚めるような弾丸ライナーで1点勝ち越し。
ハムは7回に走者二人を送り出し、逆転の絶好機を迎えるも、オリックスはワンポイント継投で必死の防戦。小笠原×岩下、エチェバリア×萩原にそれぞれ敗れ、それまで。
まったく話にならないザル試合が、いつの間にか熱い試合になってた。初回に5点取られた本柳は勝って、ハムは力及ばず競り負け。そして、わしのどーでもいいジンクスは結局続く。ごめんなさい、次はそっちで観ます。
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・反撃の犠飛を放った塩谷に「しおたに」コールが起こるが、ヒーローはこぼした球を拾いに走って後ろを向いてた
・ザル試合の中で好守を見せるは小笠原、三遊間の当たりに飛びついて負け越しの危機を一度は救う
・高いバウンドの二ゴロを間一髪で刺す、オーティズの好守という奇特なものも見た
・最終回、相川のホームランはグローブ持った子供がダイレクトキャッチ
・高橋『打撃は捕手陣ではNo.1』信二のファールは天井に当たる
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※1)オリックスファンが大勢詰め掛けたという意味ではなく、客席の椅子の色をいっているのである。まず間違えることはなかろうが、念のため断っておく。
※2)理由については、察して戴きたい。
※3)気づいている人はほとんどいなさそうだが、オリックス応援団は妙なコールが好きである。
「うって、くーださーい、やーまーざきー!」
などは、余所ではまず聞かれないのではないか。
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