耐えてこそエース

2003年9月15日
(東京ドーム、日本ハム3-2千葉ロッテ)

実は今日負けると5位に転落するという(ゲーム差だけ見れば)、今パリーグでもっとも熱いこの一戦。ハム先発は「何点取られてもなぜか勝つ」神通力もいよいよ薄れてきて、ここしばらく良いところがない「エース」ミラバル氏。

今日の出来はどうかというと、出だしから飛ばすこと飛ばすこと。2回までに被安打5本に、一人歩かせてるから許した走者はあわせて6人。

先発陣が総崩れの今日この頃、つい昨日も壊れ試合を見てきたばかりなので、今日もまた始まってしまったかと思ったのは絶対にわしだけじゃないはずだ。

なのに堀コーイチ、福浦とうるさいところを併殺に仕留めて、どうにか2失点で済ませてしまった。

果たして調子がいいのか悪いのか、まあ悪いんだろうけど、昨日建山が3回を投げきるなど救援陣もお疲れのはずだ。代わりはいないぞ、耐えろミラバル。耐えてこそエースというものだ。

1回裏の攻撃はミンチーとかいうでかい人の前に5分くらいで終わらされたが、2回裏には木元上田の連打と、高橋信二の野選気味の内野安打で一死満塁。

田中賢介の犠飛で1点差、奈良原先生という目立って背の低い人がヒットで同点。勢いこのまま逆転といきたいところだったが、井出氏歩いて、やや打撃が下降気味の坪井氏は凡退で同ここは点どまり。

どうしたことか、3回以降はミラバル氏が立ち直る。相変わらず変化球(たぶん)がポンポン跳ねてキャッチャー信二を困らせてたが、何より点を取られてないんだから立ち直ったと言って差し支えあるまい。

併殺二度のフェルナンデスに助けられたということもあるが、それを言うとハムも敵失がらみの一死一二塁をあっさり逃しているので相手のことばかりも言えない、つまりは投手戦ならぬ拙攻合戦であったと。(ああ、書いちゃった・・・ぼかそうと思ってたのに)

そんな試合を救ったのは小笠原氏の、今季30号にして通産151号となる一発。頼りになるのならないのって、本当にこの人は。

最終回は好調里崎にヒット、代打初芝に二塁打と打たれてピンチを招くも、ベンチは動く気配なし。結局チャンスに弱いことで有名な小坂氏を打ち取ってゲームセット。

しかし初芝が頑張って二塁まで走ったというのに、ホーム突入は無理だったんかなー。もう二死だったし、代走屋(代田)の見せ場なんてここしかない、と思ったんだけど。

何はともあれ終わってみれば、ミラバル・ミンチィ共々完投という、序盤の乱れようからは想像も出来ない結果になってた。

ミラバルの乱調に始まって、ミラバルの踏ん張りで締めたこの試合。こんな試合を終いまでどんな気持ちで投げつづけたかと思うと、まったく投手というのは孤独な職業だと思う。

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・試合前、何の前触れもなくどっかのダンススクールの発表会あり。小さい子たちの踊りが可愛かった。(あとファイティーも・・・ノリノリだし)
・ミチヒロ「ガッツ」小笠原、4年連続30本越え達成☆
・実際、序盤は相当投げやりな気持ちで見てました

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