(西武巨蛋、西武8-3ダイエー)

今夜は西武球場まで、首位争いとも消化試合ともいえる西武対ダイエー戦を見に行ってきた。両軍の先発はそれぞれ松坂大輔、和田毅だったので、まあいつぞやのごとき好勝負を期待してしまったんだが。

2回裏に髪の薄い方の和田が初球を叩いてバックスクリーンへ放り込んで、投げてるのが左利きの方の和田と松坂ではこの1点は大きいかなあと思いきや、3回にはフェルナンデスが2ラン、鳥越先生のこの日二度目となるエラーとかで4失点で点差は5点。

さらに二死一塁から高木浩之得意の高いバウンドのゴロを一塁・松中と和田で追う。和田が掴んで一塁へ投げるも、ベースカバーに入っていたかに見えたのは山本塁審だった。ライト線を転がるボール、頭を抱える和田・・・

こんだけのことをやらかしても立ち直ったのは流石だ、なんていう訳のわからねえ誉め方をしてしまいたくなるのも仕方ないでしょ、この試合じゃ。西武の一方的なホームラン大会、ダイエーはあと一歩がなかなか届かず土壇場で代打大道も併殺打ときた。

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なんだか脱力要素満載の試合ながら、それでも今日も応援団からはパシフィック連盟歌が聞こえてくるのだった。はたしてあの人たちにも聞こえているのか。
試合は8回
ハムは金村
リードは3点

あと一押しだ

一点加えて
なお、走者は一塁

投手はマック

舞台は揃った

帰ってきたオバンドー、みんな待ってた第一号・2ランホームラーン!
出たよ出たよ、よりにもよってこの東京ドームで!

日本代表の金子氏らにこそ格で劣るものの、パリーグ代表には選ばれたハムのエース・金村は完封勝利。
いい試合だった。

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すべり出しは、とても完封なんてするとは思えなかった。とりあえずボール二つくらい先行から始まって、初回から空牽制でボーク取られるなど荒れ試合を予感させるも、当の本人が
「ストレートは走ってない、変化球は切れてない」
などと語っていたから当事者は心配どころでなかったに違いない。

しかし度重なるピンチを切り抜けて切り抜けて、終わってみれば6安打完封じゃないですかお兄さん。5回の一二塁を併殺打で締めたり、幾度にわたる副島の回転ぶりなど、いったいどんな技を使ってるんです。
「北海道も最高だけど、東京ドームも最高でーす」
だそうだが(嬉しいねえ)、最高なのはあんたですよお兄さん。

初回は四球から小笠原・セギノールの連打でまず1点。そっから先はオリックス「連敗記録は昔の話」川越も立ち直り、特に4回裏に3、4、5番を3人で抑えたあたりはうまいことタイミング外せてると見えたんだけど。5回裏には無死満塁から2失点、よく2点ですんだとも思えるが、今日は味方が点を取ってくれず敗戦投手。

8回に入った4点目は、キャッチャーが横にちょっとはじいた程度の暴投(捕逸かも)で二塁へ滑り込んだ小笠原の走塁からつながってる。エースの好投というのはいろんなものを呼び込むらしい。

あとはどういうわけか今日先発のショート古城、今日は無死満塁で三振でした。五輪休み中のレギュラーはほぼ確定なんだから、頑張ってくれよう。よう。守るほうではくるくる回ったりしてて大忙し。7回のゴロを併殺に捕ってれば完璧だったなあ。そういえば、そのあとの盗塁も刺しそこなったし。頑張ってくれよう。もっともっと。(しつこい)

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教えて!奈良原センシュ

Q.5回裏の走塁ミスは誰の責任ですか?

A.いくら二アウトとはいえ、さすがにあれは雑だったな。二死一、二塁から木元君がヒットを打ったあと、一塁走者の石本君が二塁を回ったものの、捕手が本塁をあきらめ残りの走者を刺す動きを見せたので二塁へ引き返した。ところが打者走者の木元君が二塁近くまで来ていたので戻るに戻れなくなってしまったんだ。
これはたしかに走塁ミスでもあるけど、もっと大事な問題がある。ただ打つばかりで3番の小笠原君につなぐという役割をまったくわかっていない人を2番に置いた監督の采配ミスなんだ。じゃあ、誰がふさわしいかって?そんなの決まっているだろう?
オールスターはパシフィックの2連勝に終わる。しかも2勝目の内容ときたら・・・

予告MVPを単独ホームスチールで達成するという前代未聞づくしの偉業に比べたら、はったり予告ホームランなんてはるかに問題が小さい(※1)。最小点差を守りきった投手陣も皆偉いが、それでもあのプレーを見てMVPに選ばないのは野球を知らない人に違いない。

気のせいかも知れんが、セに比べて「もう勝つことでしか目立てませんから」のパリーグ勢は何としても勝とうの気持ちがまさっいるように見えた。頭部直撃死球(※2)は流石に気合いが入りすぎだけど・・・

こういうと「オールスターはお祭りだから(勝負にこだわる必要がない)」という常套句が聞こえてきそうだし、実際にも怪我などしないように無理をしないプレーをするものらしい。(※3)

でもこれは日本中から野球のうまい順に18人を選んで戦わせるという趣向の祭典なのだから、たかが1点を争うために最高の技をもって試合をするのなければ何のために選ばれたのかわからないし、だいたいどちらがよりタノシイ野球であるか?

何だかんだと野球以外で目立つ面もあるけど、実はあーゆう人こそ野球をわかってる人というんでなかろーか?なんてことを思ってみたり。

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※1)しかしテレビ中継の合間にしばしば選挙報道が入ったことを考えると、この公約違反は少々時期がよろしくなかったといえないこともない。

※2)小久保内野手の移籍をパリーグに対する裏切りと見ての報復とする見方もある。但し続くローズ外野手が無傷に終わったことをうまく説明できないという欠陥があるため、有力とはされていないようだ。

※3)なんかそういう話をよく聞くけど。「うちのエースをこき使うな」と監督同士が喧嘩するとかしないとか。所詮はお遊び、というのが本当のところなの。ですか。

正直な気持ち

2004年7月10日
北海道移転に必ずしも全面的に賛成していたわけでもないのだけど、ファイターズの経営陣はよく頑張っていると思う。本当に。まさかこんな形で思い知らされるとは考えもしなかったが・・・

あれ

2004年6月30日 時事ニュース
何も書かずにいて無関心と思われるのもよくないので何か書こうと思ったのだけど何をどう書いたらよいのかわからない。

プロ野球とはほぼ野球場の客席やテレビラジオの中継を通しての関わりしかない私の都合だけいえばチームが減ることはそれだけ楽しみが減ることでしかないが、球団やリーグの運営や球界の将来といった視点からものを考えるには見識も覚悟もあまりに不足していて未だにこの事件をどう捉えてよいかすら定めかねている。

お金に困った近鉄球団が球団名を売ろうとしたときには周囲の大反対にあって即座に取り下げさせられたことは記憶に新しいが、合併の話にはそのような反対の声が少なくとも球団を経営する側からは聞かれないばかりか、もういくつの球団を取り潰してリーグを再編成するというような飛躍した話ばかりが聞こえてくる。

もしかしたら合併発表のニュースの流れた頃には、既にどこだかわからないところで誰だかわからない人たちがとうの昔に全ての成り行きを決めてしまっていたのではないかという薄気味悪さすら覚えないことはない。

登録名は中村

2004年6月20日 TV
突如として讀賣Gに移籍の隼人投手が初登板。
負け試合の中継ぎだけど。
讀賣服さえ着ていればテレビに映れるから
今までハヤトなんて知らなかった人たちも見てくれる。
先週まではイースタンだったのが思わぬ出世、なのか?

当の本人にさえ寝耳に水であったらしい「隼人-河本」トレードは、
「左のリリーフが足りない」といって河本氏を欲しがったハムの事情がまずあったわけで。
元を辿れば今季一杯は期待できそうな出来だった高橋ノリさんが野球以外で怪我をしたという伏線があって、
さらに左腕の頭数こそいるものの、あの人もこの人も安定感がだいぶ足りないという事情もあって成ったらしい。
Gの方の事情はよく知らないけども、投げる方が全面的にアレらしいので隼人を取って困ることはないのかな。

そんなことを考えてテレビ見てたら、
一緒に見てた碁会所のおっちゃんが
「巨人はどこからでも人を取ってくるなあ」
と言っていたので
「日ハムの事情も事情が事情であって・・・」
なんて話そうかとも思ったけど、
やめた。

そんなもんさ。

阪神打線を三者三振(うち一名は投手)。
お見事。
(東京ドーム、北海道日本ハム1-7福岡ダイエー)

どうしてファイターズだけ全然点が入らないんだろう?ランナーは何人も何人も出ていたような気がするんだけど、なぜなんだ一体。ホームラン打てなかったから?

そりゃそうと、ダイエーはいつでもゲッツーが取れていいよなあ。

1回裏に早くもきた反撃の絶好機はセギノール併殺で終り。5回裏無死一塁は小笠原併殺で終り。

ハムはといえば、木元はせっかく飛びついて抑えた球をこぼしてアウトひとつも取れないし、併殺コースの一ゴロも3-6と渡りまず一死、しかし一塁に誰も居なくて投げられないときた。(投手立石、二塁手木元。参考までに)

押本も初回の失点は併殺の間に取られた点だし(あ、併殺取れてるじゃん・・・)、2回の柴原の一発は右中間浅いところのドームランだったし、悪くはないかと思ったんだけどなあ。柴原2打席目のスリーランに至っては当たりも本物、広告柱直撃で賞金三百万円のおまけ付き。アイタタタ。

芝草が宮地(!)にとどめのホームランを打たれるし、ラッキーセブンの攻撃は下位から作ったチャンスに二・三・四番が凡退するし、良かったのは建山・加藤が頑張ってたくらい?あんまりこんな試合でばかり頑張らせないでください、お願いだから・・・。

ミラバる

2004年5月9日
(西武ドーム、西武1-2北海道日本ハム)

朝からぐずついたお天気で、屋根はあっても心なしか暗い感じの西武ドーム。

後で知ったことだけど、この日に小笠原がとうとう一軍登録抹消されたそうな・・・。しかし今まで骨が折れてるのに様子を見ていたというあたりが尋常ではない。

悪いニュースというのは重なるもので、今日の先発はミラバル・・・。まあ対するは石井貴なら、どちらも条件は似たようなものか。

と思いきや。

二回表に先頭セギノウルのホームランが飛び出したきり、あとは綺麗なゼロの行進。いったい誰が予想できたか、崩れる気配すら見せない両投手の緊迫感あふれる投げ合いだ。

1-0のまま迎えた7回表の先頭はまたもセギノウル、ヒットとボーク(たぶん)で無死二塁。木元の打ったセンターやや右寄りの飛球、素人目にはあまり深くないから進めないかと見たんだが、果たしてセギノールはスタートを切っていた。

フライを取ったセンター赤田が送球動作を一旦止めたので、セギノールは悠々三進を果たす。まさか走られるとは思わず投げる準備がなかったか、或いは左向きの姿勢からは投げづらかったせいかは知らない。結果的にはセギノールの勝ち。

二死の後に、好調信二に代わって7番に格下げされた上田は石井のスライダーにものの見事に詰まらされて打ち上げるが、不自然な伸びのなさでセンター前に落っことして、結果的には上田の勝ち。

結果的にこの2点目が決勝点。弱ったピッチャー相手に打線爆発!なんてプロならどこでも出来ること。打てなきゃ打てないなりに点を取って競り勝てるなんて、優勝を争えるチームのすることじゃない?

もしかしたら今年のハムは本当に強いのかもしれない、なんて思えてしまう。

ミラバルは終盤に乱れて自滅パターンにも見えたが自力で立ち直ってたし、抑えも今日は横山が三者三振で締めて危なげなし(出来すぎ)。

今年はいい試合が多い。わしの見てる限りでは。こういう調子が続くといいな。

まりすた訪問記

2004年4月30日 音楽
千葉海洋球場
羅?3-0西武

今日は今年初めてのマリン詣で。

千葉マリンスタジアムにて見るべきものが何であるかは敢えて述べるまでもなかろう。浜風の力で飛球の行方を自在に操る幕張の海洋神の猛威と、神の怒りを鎮め、あわよくばその力を我がものにせんとして烈しい歌や踊りの祈祷をささげる白装束の一団を見物しに行ったのである。

下らない冗談はさておいて、今日は西武ファン一名を含む混成部隊(※1)なので必然的に三塁側でのんびりと観戦となった。世間では連休が始まっているらしく、内野席にもそれなりの人が見に来ていたが、外野のこちら側はほぼどこでも好きな席に座れる空き具合。これで西武球場のように芝生席(人工芝だけど)なら言うことはないのだが。

西武の先発は、ついこの間ハム戦で初勝利をあげて二軍エース兼ブルペンエースを卒業しつつあるらしい大沼氏。目立った変化はチェンジアップを覚えたくらいだけどもどうやらこれが大きいのか?今日も5回まではスイスイとノーヒットで終わらせてしまった。

ロッテは東京ドームで見たばかりの背番号18。どん底のチームで一人頑張る様は、近鉄のあの人と似てるような。

投げる人が二人とも好調だと試合が早い。6回裏に先頭・小坂の初ヒットは二塁打、以下バントと凡打でロッテ一点を先取。

ここは何とか凌いだ大沼も、7回に制球が怪しくなってきて、そろそろ危ないんじゃないか、なんて余計なことを話してたまさにその時、どこかの国でホームラン王を取ったらしい人にライトスタンドへぶち込まれた。神風の力を借りるまでもない、見るも鮮やか弾丸ライナー。

あうう。

後に続いた初芝はセンター前ヒット、センター赤田が飛びつくも後ろへそらして三塁打(※2)。なんとしても勝ちたい、の気持ちが痛いばかりの空回り、これが大きな3点目につながってしまう止まらない悪循環。その分をバットで取り戻したくても代打(柴田)を送られてそれも叶わず。

うぐぅ。
打たせてくれたっていいじゃないのさ。
どうせ誰が出たって打てないんだから

大沼も7回途中からリリーフの小野もよく投げてたのに、西武打線が点どころかランナーも出せないテンポの良い攻撃ぶり(※3)ではどうしようもなく、「代打の切り札」マクレーンとやらも当然のように力及ばず無念の敗戦。

スコアを見れば点差はたったの3点だけど、遠い遠い3点差。良いピッチャーがいればこういう試合が出来るということか。

なんでも今日はロッテ監督の通算1200勝めだったらしく、あちら側の客席は「西武の首位独走なるか?」といった他方の都合とは全然無関係に大変盛り上がっていらっしゃった。

彼らの歌を聞いていると、どうやら「ボビーバレンタインの歌」らしい。さすが日本一の応援団と言われる(※4)だけのことはある、よくやるものだ。わしが気づいてなかっただけで、実は「山本巧児の歌」なんかもあったんだろうか。

---
※1)西武ファン、パシフィックは割とどうでもいいらしい関西人、わしの3人編成。
※2)まさか飛びつくとは思ってなかったらしい小関のカバーも遅れてたという話。
※3)無四球だったらしい。
※4)誰に言われているのかは分からない。

春なのに

2004年4月15日 日常
投手陣が去年にも増して大変なことになってるみたい。去年の今頃は吉崎が頑張ってたから、今よりずっと良かったな。

そんな中で、エースの人。金村さん。

地元凱旋即大敗、の次の日に8回1失点の好投で3勝目を挙げるも、「完投を狙ってたのに」と不満そうだったとか。

札幌ドーム開幕戦でも勝ってたし、もう誰が見ても「エース」と呼べる人が今年はいる。
(去年は防御率最低の#00が勝ち頭で『暫定エース』の風格を漂わせてたもんだが・・・)

惜しむらくは週末の東京3連戦で金村先発を見られないことか。

んで、明日の予告先発は早くも二軍行きの正田に代わって、4月途中から一軍の押本健彦。中継ぎ要員とばっかり思ってたが違ったのか?

どうしよう、まだあんまり知らない・・・

まだ4月なのに人の行き来が忙しくて、誰が一軍にいるのかよくわからない。たしか建山と立石とササキヨがいなくて、誰と誰が残ってるんだろ。18番は無事なんだっけ。
近頃「守護神」というコトバが安いとは思いませんか。

いったいいつ頃から抑え役の投手を「守護神」と呼ぶようになったのかは存じませんが(※1)、その字面の仰々しさから、よほどの信頼感のある投手でないと相応しくないと思うのですよ。

それこそ一時期の佐々木魔神のように圧倒的な力をもっていて、投げる前から相手に威圧感を与える(※2)ほどの投手はそう多くはないはずです。

それが今ではどうでしょう。実際にクローザーとしてどれほどの働きを成せるのかわからないうちから「新守護神誕生!」などの文句を聞くことさえあります。

元来コトバの持っているはずの重みを蔑ろにするがごとき昨今の風潮は、はやり廃れなどという一時的な変化の範疇を逸脱していると言わざるを得ず、誠に嘆かわしい限りで・・・

というような当初の予定よりも風呂敷を広げすぎて収拾のつかなくなってしまった話はさておきまして。

(どどん、どん、どん、ど)かーらすこー!
(どどん、どん、どん、ど)かーらすこー!
(どどん、どん、どん、ど)かーらすこー!
(どどん、どん、どん、ど)かーらすこー!
※飽きるまで繰り返し

今日は西武球場で、近鉄の守護神・カラスコ氏を見てまいりました。

今までテレビで見ていた限りですと、噂以上の制球難で走者をため込んだり、150超の速球をスタンドに運ばれたりするような良くない場面ばかりが印象に残るのですが、はたして今日も2点リードの最終回を締めくくるべく姿を現たのですが。

どうしましょう、ちっともアウトが取れません。

三塁中村のグラブをかすめる左前安打、二・遊・中のちょうど真ん中に落ちるミラクルポテンヒットもあったとはいえ、ヒットはヒットなのです。抑えの仕事はそういうものですよねえ。辛いハナシですけど。

なかなかストライクが入らず、おまけに内角へ投げれば死球ときては、もう投げる球がありません。

結局最後は、たとえ狙っても実現は難しい、4点差でのサヨナラゲームとなってしまいました。(※3)

守護神失格なんていうレベルではないような。
---
1)調べる気もないんですが。いい加減ですみません。
2)あくまで素人の見解です。敵軍の選手が実際に威圧されているかはわかりません。
3)打ったのは4番・和田。フルカウントからの速球を、左中間スタンドへ一直線。

初勝利

2004年3月31日
大阪神戸と渡り歩いた関西巡業4試合目にして、ファイターズの今季初勝利。あるいは北海道日本ハムの初勝利。

ケーブルテレビ様の力によって見ることが出来た(最後だけですが)。ありがたや。

建山が救援失敗即二軍行きとは聞いていたが、代わって最後を締めるのが伊藤#60というのは聞いてなかった。たしかにオープン戦では重用していたようだけど、芝草あたりを使うものかと思ってたもので。

死球から平野の三塁打で、自滅気味に1点取られて1点差。なおも二死満塁とピンチは続くも、オーティズ三ゴロで何とか踏ん張り初勝利。

いや、よくやった、としか。抑えどころか一軍の試合経験だってあまりないのに、あんな厳しいところをよくも抑えるものだ。

これでいけると見ると、当面は抑え=伊藤となるのかな?

去年は島田西浦上田というあたりを日替わりで使い分けてそれなりの結果を得ていたけど、投げる方はそういうわけには行かないんだろうな。

兎にも角にも、初勝利はめでたい。

2年目を迎えて日本野球にも慣れたはずのヒルマン采配に期待。あまり聞き慣れないフレーズだけども。

お約束

2004年3月28日 TV
スコアボードを見ると、2−2同点の9回表に3点取って勝ち越し、その裏に4点取られてサヨナラ負。

なんだか少年野球漫画のスコアみたい、なんて思って子細を聞いてまたびっくり。

9回表は新庄のスリーランホームラン。

決勝点は大振り大王中村のヒットですって?

何から何までお約束、王道ではありませんこと。

最後の最後まで何が起こるかわからない、これこそハム野球さ北海道の皆さん。これにめげずに応援・・・してくれるかなあ?

---

しかし新庄のあわや決勝ホームランとくれば、ニュースとして取り上げる価値もあるはず。

去年までと同じように、たまに勝ったときだけ取り上げられて、小笠原や監督を適当に褒めるような扱いでは物足りない。

「どうした建山、しっかりしろ!」
負け試合でもそうして話題にされてこそ本物であろう。

---
しかし翌日の野球ニュースは、讀Gとヤンキースの練習試合に独占されていたのであった。

道は険しいぞ、がんばれ僕らのファイターズ!(笑い事じゃない)
なんだか無事に開幕しましたな。

思えば去年ダイエーが日本一になった直後からあまり面白くないニュースばかりが続いてた。誰も彼もセントラル・リーグに挑戦したがるのには今更文句を言うつもりにもならないが、こう面白くないニュースばかりが続くと私のようなネガティブ思考の人間はますます発想がネガティブになってしまって:

・キャンプ中に李がやる気をなくして帰国したり
・キャンプ中にバレンタイン監督が自信をなくして帰国したり
・キャンプ中に小宮山が限界を感じて帰国したり(どこへ?)
・近鉄の球団名をソフトバンク関連会社が買い取って紛らわしいことになったり
・ダイエーとの交渉をこじらせた松中が讀Gへ飛ばされたり(もちろん球団発表は『本人の希望』)
・新監督にもオリックスはどうにもできず中途解任されたり
・セギノールの加わったハム打線は三振を増やすだけに終わったり
・未だに西武のキャッチャーの顔と名前を覚えられなかったり

なんてことがあるんじゃないかと恐れていたが(一部実現しそうなものもあり)、なんだかそれなりに盛り上がってるようでよかったよかった。

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近鉄ハムの開幕戦は、ニュースを見ても夕刊を見てもどんな試合だったのか今一わからんのだが、ひとつ「新庄はバントができる」ということだけはわかった。

「守備走塁は一級品、でも打撃は粗め」というイメージがあったので、冷静に見て今年からセントラルに挑戦したIDE氏とさしたる差はないのではと思っていたが、バントができるとなればIDE氏よりも上か。

でも試合は負け。理由は相手が岩隈だから。以上。

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西武松坂は序盤からひどかったらしい。それでも完投できてしまうのが謎だけど。初っ端から甘いところに球が行って、李氏やその他に痛打されたとか。何とかしてよ伊東さん。

ところで、松坂といえば日本代表でもエース格。その松坂からタイムリーヒットとなれば、まさに某国の人たちが大喜びしそうな絵面だね。西武球場を埋めた期間限定の大観衆、特に三塁側の黒服マスゲームの盛り上がりぶりと相まって、某国ではさぞかし大袈裟に伝えられているに違いない。

伝え聞くところでは、伊東監督は「開幕戦独特の雰囲気が投球に影響した」ようなことを語ったらしいが、何度投げても慣れないのか?

まあ、開幕戦といえどもたかだか一勝、一敗には違いない。
「開幕戦で松坂叩く!今年はひと味違うぞ!」
ちょうど一年前にそう言われたチームは結局5位に終わってるさ。
(横浜スタジアム、横浜2-6北海道日本ハム)

海外からは確率度外視の一発屋を補強するのはハム球団の伝統、ときは移りところも変われど、これはずうっと変わっていない。

今年もボールを見極めて出塁率を増やそうという監督のかけ声の響く一方で、例年通りの補強が行われている。

というわけで、今年はフェルナンド・セギノールときた。

たまに左右両打席本塁打の記録をつくったりする大型扇風機だったが、去年アメリカではえらい好成績だったとか何とか聞くけどどんなもんだろ。

一昨年のオフ、セギノール解雇の報を聞いて「まだ若いし、そろそろ日本の野球に慣れた頃だろうに、ちょっと気の早い決断では?」などと首をひねっていた手前、応援しなければいけないんだろうなあ・・・。

なんて極めて後ろ向きな姿勢でいたことを書こうか書くまいかちょっと迷っていたんだけど、書いちゃった。まあいいか。

とまあ、書くのが久しぶりのせいか不自然にもったい付けてしまった。ともかくそのセギノール、今日の横浜戦で先発四番に座り、特大(たぶん場外)ツーランホームラン。ぶらぼー。

他にもビッグバン博打打線は大当たり。小笠原・木元ばかりか、途中出場した影の三番・小田、影の四番・剛田武(登録名は藤島)もヒット連発で、もしかしたら今年のファイターズはずいぶん層が厚いんではないかしら。もっとも藤島は左打者好きな監督のもと、どれだけ出番があるかはわからんけど。

勝ち負けや結果が大事な試合ではないといっても、得点・安打数・失策数のすべてにおいて相手を圧倒していた。失策といえば内野だけで3失策ではピッチャーが大変だ(阿久根の落球はヒット扱いでもよさそうだけど)。要の捕手に至ってはファールフライ落としてるし。

キャッチャーは今年も信二かなあ。

---
・開幕投手候補は金村。なんとか5回を1失点。
・最終回、無死満塁から点取れず
・ブラックホッシー現る(オープン戦では今日限りだそうな)
・最終回は芝草宇宙
・エンジェル・新庄はお休み(日曜なのに・・・お客さんいっぱい来てるのに・・・)
・早々に交代した小笠原、試合中に走り込み
-東京ドームが本拠地になることについては?
小久保「相性は悪くないし、戸惑いはないですよ。自分の好きだった球場でできるうれしさはありますね。」
なんか新庄が大人気だ。

マツイが抜けた、ローズが抜けた、小久保が抜けたと、あまり有難くないニュースが続いたリーグの中で、もしかして一番目立ってる?

ただテレビ受けしてるだけ?それはまあ。

あ、ロッテにも大物の新入りがいたっけ。こと打撃に関しての期待は新庄の比ではないんだが、今のところは外野席のあの人たちが新しい歌と踊りの開発中だろうなあ、という程度の興味しか。よく知らないし。

フライング新庄

2003年11月20日
入団発表の前に背番号が明らかになるというのも珍しい話ですが、こんなことで世間の話題に上るとすれば、球団としてはむしろ歓迎というところですか。

現在日ハムに背番号1番がいらっしゃるという事実も少々気になるところながら、新庄効果を思えば問題でもないのでしょうな。

北海道に移転すると決まったときよりも、今回の一件を聞いたときのほうがずっと「知らないチームになってしまいそう」の感じるのは何故でしょうか。

(別にシンジョーが嫌いなわけじゃありませんので。念のため。)
ここ何年かの日ハムで1番を打ってた方々

井出(定番)
石本(同じく左)
金子(去年後半)
森本(開幕1番)
小笠原(2年前の定番)
奈良原(今季好調につき)

他にもいると思うけど(背番号0や3あたり、あったような気が)、今思い出せるだけでもこれくらい。ぞろぞろと。

どこぞの球団では違う解釈をするようだが、ふつう「補強」といったら弱いところを補うことをいう。強いチームには必ず良い1番バッターがいるもんだけど、来年はあこがれの固定1番、実現となるかどうか。

ハムの「あの子がほしい」リストに松井、村松、新庄(!)の各氏があがっているのはそういう意図に違いあるまい。

別にわしが決めるわけじゃないけど、いまだ日本シリーズが印象に残ってるせいか村松さん希望。クローマーの穴を埋めてくれ(何故

寒いです

2003年11月12日
寒いですよ
これも、今年の異常気候の
一端なのでありましょうか
とにかく
なんだか寒いんですよ、
パシフィック・リーグ

もの寂しい季節ではあれど
こうも楽しみな話が少ないと
なんともやりきれないといいますか、こう。

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